会社においては、日々の営業活動の結果がカネに換算されて表される。毎日の工事の進み具合は、「出来高」で表される。生コンを三〇立方メートル注入したら、それは出来高四五万円という具合である。みなさんの施工の結果である技術の注入も、このように金額で計られる。工事の実績と、表裏一体というわけである。こうやって積み上げた一年間の成果が決算書に表される。だから、技術者なら金に無頓着でいいとはいえないわけである。ここでは、会社で使われる経理用語の勉強を兼ねて、カネに関する事柄を勉強してみよう(経理の勉強が本旨ではないので、主に日常ふれる収支面に限る)。
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会社の一年間の成績を示したもので、「(1)貸借対照表(2)損益計算書(3)工事原価内訳書(4)一般管理費内訳書(5)利益処分計算書」から成り立つのが普通である。貸借対照表は、決算の時期での会社の資産状況を表す。ちょうどソーセージか何かを真中でスパッと切って断面を見たようなものである。これに対して、損益計算書というのは、一年間という一本のソーセージのボリュームや太り具合を見るようなものである。この一年間にどれだけ完成工事が上げられたか、その結果、利益はどれだけあったかということである。損益計算書で利益が上がっても、もし工事代金の入金が遅れていたら、利益は数字だけの見せかけであり、未収入金ということになる。この未収入金は貸借対照表のほうに表される。このように、双方関連しているので、貸借対照表と損益計算書両方から見ることが必要になる。