不動産融資は不良債権のきっかけを作ったが、大手行は不動産融資は当時とは変わっていると考えていた。融資は単純なコーポレート向け融資からノンリコースローンに変わっていた。企業と運命共同体になり、不良債権がどんどん膨れ上がる構造ではなくなっていた。災出先も企業ではなく不動産ファンドだったり、不動産会社が作った特別目的会社(SPC)だったりした。銀行は土地投資ではなく、土地開発という実需に基づく融資だと協調した。
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人によっては、不動産ファンド向け融資は旧来の不動産融資とは別で、勘定項目も別にしてほしいくらいだと主張した。お金の流れは変わってしまった。不動産の投資資金について、従来は銀行が不動産会社などに直接資金を貸し付けた。ところが証券化か導入された結果、銀行はRETIや私募ファンド、SPCという不動産投資ビークルに資金を貸し付け、それを借りたREIT、ファンド、SPCなどが不動産を買う形に変わった。従来型の貸し付けもあるが、新しいパイプでの融資が膨らんだ。