人間は背中に目がないせいか、後ろに大きな開口部や部屋の出入りロがあると落ち着かないもので、その点で、わが家の席は共に背後が天井まで達する本棚で、窓や出入り口はないことが居心地を保証しているようだ。ところが現代の日本の住宅では、こういう場所は意外に見つけにくいのですね。というのは、日本人は暮らしが椅子式中心になっても伝統的な和風の感性を引きずっていて、開口が大きい家を好む傾向があるからだ。また、暮らしの中心となる居間にどこからでも出入りしやすいようにしたがる傾向もあり、これを安易にすると屋内の仕切りにも出入り口が多くなって壁を減らす。
[参考]
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掃き出し開口か多い家は明るく風通しがいいから、快適な面もある。といってもそれは晴天の昼間だけのことで、ショボショボと氷雨の降る日や深夜はどうだろうか。そんな時も、家族が賑やかに集まり、人の輪に意識が集中していれば意識されないだろうが、一人でボーッとしていたい場合、後ろが掃き出し開口だと、なんか背中が寒くありませんか?